2008年10月18日土曜日

NK2グループ生産方式の前に

足掛け10年前からNK生産方式というものを開発した。
今も、元気よく動いている。

基本は「売れたらつくる」

なぜ、「売れたらつくる」なのか、開発当時を思い起こしてみる。

1.内示は振れるのがあたりまえ。
2.確定指示は直前にならないと来ない。
3.材料入手は約3ヶ月前から着手しておく必要がある。
4.加工する機械は3台なのに約900点の種類がある。

毎日が生産進捗担当者(複数)と加工現場のケンカのような状況であった。現場能力の奪い合い。
私は、現場の親方に取り入ろうと努力したほどだ。

現場も苦しんだ。殺し文句は「欠品を起こせばラインが止まり、わが社は吹っ飛ぶ」だ。


だから何とか、理論的に優先順位を決めて、能力の範囲でケンカをしないで楽しく仕事がしたい!
そう考えざるを得なかった。

頼りになる情報は、他に無かった。「売れた」という事実データぐらい確かな情報は。

売れたと言う事実は、電算機で売上計算をしているので、容易に取得できた。売上があがっているのに売上データがないということは無いハズ(当時はまじめにそう考えていたが、実際は問題があった)