セキュリティの本来の意味が「安心、安全の確保である」とわかると、セキュリティというのは決して「よそ事」ではなく、ふだんの自分自身の問題なんだという理解ができるのではないでしょうか。
人類がインターネットという道具を使い始めてから、まだ歴史が浅いせいだと思いますが、こと「情報」に関するセキュリティについては、まだまだ人々の理解が進んでいないと私は感じています。
いつの時代においても「文明の利器」というものには光と影の部分があり、たとえそれを全面的に否定したとしても便利な道具が廃れる理由は「より便利な道具の出現」のようです。
20世紀から21世紀初頭にかけて、ことさら、この数年のインターネットサービスの進展には驚くばかりですね。もう、インターネットなしには買い物や人々の交流にも不便を感じる時代になりました。
交通ルールや交通マナーを身につけることが自動車利用に欠かせないと同じように、インターネットにおいても「決まり」や「マナー」に磨きをかけ、啓蒙するという活動がとても大切だと考えます。